2008年05月19日
好きだからこそ
この本の奥付を見たら、10年も前に買った本でした。パラっと立ち読みをして、一読み惚れをした絵本です。主人公はわたしです。わたしは恋人のペソのことが大好きで、大好きで仕方ありません。片時も離れたくない。だって、大好きだから。
でもそんなわたしは大きな勘違いをし始めます。
こんなにわたしは、ペソといっしょにいるのだもの。こんなにわたしは、ペソが大好きなんだもの。わたしとペソは、一心同体よ!
想像の世界で、わたしはペソをわたしの中に取り込もうとするのです。
でもペソはわたしから抜け出て言うのです。
もっと自分のことを、まっすぐにみてごらん。君はぼくと同じ人ではないんだよ
今度は想像の世界でわたしは、ペソのなかに入ってみた。でも彼はやはり同じことを言うのだ。
あんたとボクは、同じ人じゃないんだよと。
泣いて、泣いて、泣いて。なんでわからないんだろう。さびしいのに、好きなのに、どうしてわかってくれないの?わたしは一人で考えた。
そしてしばらく一人で過ごそうと決意する。すると見えてくる色んなこと。自分の知らない相手の時間、相手の知らない自分の世界。そんな時間もお互いあるからこそ、お互いが必要だとわかってくるのかもしれない。
相手に依存してしまうのは、多少なりともあるかもしれない。でもその人なしでは生きられないと思ってはいても、やはり自分だけの時間、場所はもつべきだと思う。恋は盲目とはいうけれど、相手との程よい距離は持っていたほうが、長続きするんじゃないかなあ。
そんなことを考えさせられる1冊です。大恋愛のすえ、結婚した人に送りたい1冊でもあります。愛に見返りは期待してはいけません!なんちゃって

